The 2000's  

2000年以降のアーティストでQUEENに近いサウンド形式をもったアーティストをご紹介します。(年代順)

 

TRAVIS    /    SING   (2001)

uh オアシス後のブリット・ポップを背負っていた彼らのマキシ・シングル。本作の3曲目にてキラークイーンの完コピに挑戦。全くエゴが入らずここまでやれる彼らの演奏力、情熱には脱帽。内相的なボーカリストの歌声がフレディの内面の悲しさと共鳴しているのだろうか?





 

システム・オブ・ア・ダウン  /  スティール・ディス・アルバム! (2002)

uh 2000年代最高のへヴィ・ロック・バンド。彼らの怒りに満ちたプロテスト・ソングは一見、レイジ・アゲンスト・マシーンとも共通し、クイーン的要素はゼロのような気もするが・・。フレディのお母さんはペルシャ人。「ムスターファ」や様々な楽曲に見られるような、中近東的なサウンドはそんな血のなせる業だ。そして、彼らはアルメニア出身。アルメニアン音階を駆使したそのメロディは、どこかフレディ的なのだ。本作一曲目の「ピザピザパイ〜!!」と歌う脳天かちわれの必殺ナンバーでやられてしまってください。




ポリフォニック・スプリー /  トゥギャザーウィアーヘヴィー  (2003)

uh アメリカ出身の23人ぐらいからなる大所帯バンドです。数年前サマーソニックにも来たようで日本でもそこそこの知名度。サウンドは60年代のポップスのようにキラキラと輝いています。ポリフォニック=(違ったメロディーラインを組み合わせたコーラス)・スプリー=(さわぐ)と言ったバンド名ですが、高度なポリフォニックハーモニーではなく合唱のような感じでした。




 

MUSE    /    ABSOLUTION  (2003)

uh 現在英国No1ライブバンドの地位を確立した彼ら。とにかく他に類を見ない濃いサウンドをぶちかましております。クラシック+グランジロックということですが、例えて言えば、クイーン+ニルヴァーナ+タンジェリンドリーム(ジャーマン電子プログレの雄)のような感じ。大仰な曲展開に、ノイジーなギター、テクノ的な電子音といった音がミックスされ、聴き手を簡単に異世界に連れて行ってくれます。副題は『誇大妄想狂の逆襲』??

 

 

 

ルーファス・ウェインライト  /  ウォント・ワン  (2003)

uh バイセクシャルの彼が本性をあらわした『ウォント・ワン』。「自身に一番近い存在がフレディだ」と公言してやまない彼の世界は、とにかく華麗で、美しくも悲しい、異端の世界。退廃的なクラシック・サウンドにのせて、自身の切ない恋心を淡々と歌う。ダルな歌声は、フレディのそれとは大きく事なるが、眺めている世界感が似ているのだ。バーバンク・サウンドの後継者という事で、ヴァン・ダイク・パークスにも期待されていたが、ここでやっと、ビーチボーイズ(スマイル)とクイーンの融合がなされた。


 

ロビー・ウィリアムス  /  エスカポロジー  (2003)

uh ベッカムと並ぶUKの国民的スターである彼。フレディのクラシカル面を受け継いだのがルーファスなら、彼はポップ・アーティストの側面をフレディから受け継いだ。例えば「永遠の誓い」のPVでのフレディの立ち回りは、なんともエネルギッシュで過剰だ。そんな様子は彼にも感じる。

 

 

 

ビヨーク   /  メダラ  (2004)

uh 自殺の一番多い国、アイスランドが生んだ歌姫。もはやロック・ミュージシャン以上のパフォーマーとして孤高の地位を築いてしまった彼女の2005年の作品。本作で使われている楽器はただ一つ“人の声”のみ。フィル・スペクター、ブライアン・ウィルソン、フレディ・マーキュリーなどが行ってきた声のマジックの最新型ともいえる本作は、お世辞にもポップ作とは言い難い。カンタベリーの賢人ロバート・ワイアットや日本人ボイス・パーカッショニストなど多種多様なゲストを招き彼女が表現したかったものは、ジャンル、人種、国境をこえた調和だという。

 

The Darkness    /    One Way Ticket To Hell...And Back  (2005)

uh ジャンプスーツに身を包み、ウルトラハイトーン・ボイスで歌いまくる様は、まさしく70年代のロックアトモスフィア全開のクイーンのようだ。本作、クレジットを見て迷わず購入。プロデューサーはロイトーマスベイカー。ロイの鉄壁のサウンドメイキングとジャスティンのハイトーン。もう完璧。中でも白眉は「イングリッシュ・カントリー・ガーデン」。“シャルダン”を連呼する様は、脳天直撃。スパークスの遺伝子すら感じさせて◎

 

 

 

G4   /   G4   (2005)

uh イギリスのオーデション番組「X Factor」で残念ながら準優勝に輝いたG4のデビュー・アルバム。音楽大学の学生という4人は本格的に声楽の勉強をしているらしく、「ボヘミアン・ラプソディ」、レディオヘッドの「クリープ」など様々な楽曲をオペラ風にカヴァーしています。

 

 

 

 

シザー・シスターズ  /  シザー・シスターズ  (2005)

uh 2004年にUKでNO1を獲得し、人気を不動のものにした彼ら。本作のジャケに見られるような、グラマラスで退廃的なエンターティメント性は初期クイーンやデヴィッド・ボウイなどのグラム・ロック勢の血がしっかりと流れている。メンバーにはしっかりゲイもいる。ベックにも通じるテクノ・ファンク・サウンドは2000年代の空気を体現しているが、なぜか7、80年代の感覚を呼び起こすのはキャバレー上がりの彼らのショウマン・シップの成せる業か?

 

 

Lollipop Factory  (200?)

uh現在USで活躍するインディー・バンド.。CDが国内では手に入りそうもありません。サンプル音源がHPで聴けますが、それだけでも華麗なコーラスと、如何にもなギター・サウンドでやられてしまいます。風体もいかがわしくてGood!





 

Taylor Hawkins & the coattail riders  /   Red Light Fever  (2010)  New

uh フー・ファイターズはブライアン・メイと親交が厚く、互いのアルバムに参加しあう事もしばしば。フーファイターズのドラマーのソロ作に、ブライアンとロジャーが参加した今作。「way down」でクイーン的なコーラスで色を添えている。ジャケットのレコード・リングを擬似的に出している様など、オールドロックへのオマージュが感じられるが、ドラマーのソロという事もあり、骨太でシンプルなガレージロック。メロディはそれぞれやたらとポップなので、ガレージファンもポップファンもOK。


 

LADY GAGA  /   the fame monster  (2010)  New

uh あっという間に、世界中のポップシーンを占領してしまったガガであるが、その名前はクイーンのレディオ・ガガを文字ってあるのは有名。今作のテレフォンは、ジョジョの奇妙な冒険のような世界観のPVが話題になり、退廃的なガガワールドを確固たるものにした。彼女自身、女を捨て去ったある種の“ウケ狙い”のような過剰な部分は、フレディのそれと酷似している。性を超越したモノだけが作り出せるエグイ世界。同性愛者からの指示が強いのは、両者ともに同じ。音楽性というよりも、パフォーマー、道化師としての類似性を見る。

 

 

 

 

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